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代表理事コメント:「登録規程」改定の承認を受けて (2020.02.08)
2020年2月8日
一般社団法人日本実業団陸上競技連合
代表理事・西川晃一郎
「登録規程」改定の承認を受けて
雇用形態や働き方の多様化が進む中で、実業団陸上競技界の選手登録は、どのようにあるべきか。日本実業団陸上競技連合は、時代、社会の変化に対応した登録規程の全面的な見直しを進め、本日の理事会で、改定案が承認されました。
詳しくは、別添の報道資料をご覧いただきたいと思いますが、私たちが心がけたのは、アスリートファーストの視点とファンファーストの視点です。
アスリートが自分の夢を実現するため、その持てる能力を最高に発揮できるようにするために、私たちにはどのようなサポートができるのか。
個性を尊重し、多様な働き方を奨励するという日本社会全体としての人財の最適活用の要請を踏まえ、議論を重ねてきました。
その一方で、実業団各チーム間で戦力が均衡し、手に汗握るような熱戦が展開されるようにするため、各チームによるアスリートへの人財投資を奨励するという、ファンファーストの視点にも、同じように重きを置いて、制度設計の検討を続けてきました。
この二つを両立させるためには、選手の移籍の自由を保障することも欠かせない要素と考え、新しい移籍ルールを含む今回の新登録規程をつくりあげました。一方で、選手の登録・移籍をめぐってもフェアプレーの精神は尊重されなければならない、という視点も織り込んだものとしました。
新しい枠組みが、選手たちが伸び伸びと競技に打ち込み、ファンも陸上競技の魅力を堪能できる環境づくりに寄与することを願ってやみません。
今回の改定作業にあたっては、加盟チームの選手、指導者、関係者の皆様からも多くの貴重なご意見を寄せていただきました。組織の内外からご協力いただいた皆様に、改めて感謝申し上げます。