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会長コメント:アンチ・ドーピング規則違反決定について (2018.07.19)

2018年7月19日

■ 西川晃一郎会長コメント

 一般社団法人日本実業団陸上競技連合(以下「実業団連合」)主催の「第37回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会」で実施された「競技会時(In-Competition)」のドーピングコントロールにおいて、元ユニバーサルエンターテインメント所属選手の検体より 禁止物質が検出されました。この検査結果を受け、日本アンチ・ドーピング規程に従い、日本アンチ・ドーピング規律パネル(以下、規律パネル)により、2017年11月26日から1年3ヶ月の資格停止処分が下されました。

実業団連合としては、日本陸連と共に選手・指導者に対するアンチ・ドーピング教育を行い、競技会の大会要項でもアンチ・ドーピング規則に従って行われることを明示するだけではなく、実業団連合会長としても折に触れ「クリーンな競技」を強調してきたところです。にもかかわらず、日本を代表する駅伝大会である「第37回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会」に関連して、トップチームの選手がこのような事態に至ったことは、多くのファンや大会参加者・関係者の信頼を裏切るもので誠に残念です。

今回の裁定を受けて、「第37回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会」の主催者として、陸上競技を愛しご支援下さる皆様、陸上競技関係の皆様、大会参加者、大会を支援して頂いた関係当局はじめ関係者の皆様に心よりお詫び申し上げますとともに、今後次のような対応を取ってまいる所存ですのでご理解とご協力をお願い致します。

実業団連合は規律パネルによる処分を受け、「第37回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会」におけるチームに関する成績(総合成績並びに区間成績)・賞・賞金等の失効・剥奪、順位の繰り上げ等をおこないます。

また、実業団連合の規程・規則に定める手続きに従って、当該者の実業団登録の停止などの処置をおこないます。

加えて、所属チームについても、実業団連合の規程・規則に従って、本件アンチ・ドーピング規則違反が当該者個人の違反であること及び実業団連合が望む十分な再発防止策が取られたことの説明がなされるまでの間は、チームとして実業団連合主催駅伝競走大会に出場できないこととするための必要な手続きを進めることと致します。

実業団連合は今後ともファンの期待と信頼、実業団陸上競技選手の活躍を支える「クリーンな競技」のために、選手・指導者への研修の強化などの再発防止策を講じて参ります。

以上

<本件に関するお問い合わせ>
一般社団法人日本実業団陸上競技連合 事務局 担当:鎌倉 TEL 03-3487-2221

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